2017年10月のお役立ちブログ記事一覧

中小企業はどうやって大手に勝つ?

これからのリフォーム業界はある調査によると

2020年に向けて

7.3兆円規模の市場になると予測されています。

参考↓

https://www.yano.co.jp/press/press.php/001708

リフォーム業界は、成長する良い市場のように見えます。

縮小するよりは拡大するので良いですが、

現在リフォーム事業をされている会社なら実感があると思いますが、

異業種からの参入や、建設、新築等をメインにした会社、

家電量販店・電力・ガスなどの会社、ネットショップ、百貨店、

ライバル会社はいまだ増え続けております。

自社が参加していないポータルサイトもライバルの一つです。

 

そして何が起きているかというと、

1.リフォーム事業者の数が増えている。

→お客様の取り合い。

2.ネットの普及で消費者が価格や内容に詳しくなっている。

→相見積もり、価格競争に巻き込まれやすい。

3.職人不足

→原価が上がって利益の圧迫。

→着工完工が遅れる。

→職人の取り合い。

→技術が安定せずクレームになりやすい。

実際の市場では上記の問題点が起きています。

リフォームと言ってもいろいろカテゴリーがあります。

リノベーション

中古住宅+リフォーム

外装リフォーム(屋根・外壁)

 

水まわりリフォーム・修繕など

(水まわりとは、風呂・洗面・キッチン・トイレ・給湯器等)

そして参入業者はどんなリフォームを始めるかというと、

圧倒的に多いのが

「水まわりリフォーム・修繕」です。

次いで外装リフォームでしょうか。

他は知識・経験・熟練のスタッフが必要で、

価格帯も大きくなるので

お客様からの高い信用度も必要となり、

参入障壁が高いのです。

水まわりリフォームは参入障壁が低く、

水まわり設備を仕入れて、古い設備と交換する事が

メインとなります。

 

チラシ・HPを作り、他社より安い価格をつけて広告する。

これだけで、ひとまず集客ができるのです。

つまり、大量に仕入れられる大手の方が

仕入れ単価が下がり、有利な状況になります。

では中小企業の勝ち目はどこにあるでしょうか?

リフォームは必ず施工が伴います。

DIYでも、出来るものには限界があり、

職人さんの施工が必要です。

他県や遠方からやってきた

大手資本の支店が出来たとしても、

彼らも職人さんを見つける所で壁があります。

なので営業だけして、契約後は地元の工務店に

施工を丸投げする事がほとんどです。

 

薄利でも継続して仕事をもらえるので

工務店は施工を請け負います。そこから職人さんに発注されます。

ですが、前述したように職人さんは年々減っています。

しかも職人単価は上がってきているので、

職人さん側は、無理して薄利で請け負う必要はありません。

市場は伸びても、施工出来る人が減ってきています。

これからの時代は、施工力を持っている会社が強いのです。

リフォームの多くが水まわりです。
(参考ブログ→ https://www.reform.school/blog/2131/

 

水まわりに特化した多能工職人、

リフォーマーを育てる事で、これらの多くの事が解消されます。

他社との差別化ができ、

中小企業は大手に施工で勝つ事が大切だと思います。

リフォーマーって何?

こんにちは。

リフォーマー専門学校の代表理事の大澤です。

 

リフォーマーとは一体何でしょうか。

 

リフォーマーとはもともと存在する言葉ではなく、

住宅リフォームを専門的に行う多能工職人の事

わかりやすく呼ぶための造語です。

(このリフォーマーという言葉は株式会社オオサワ創研が商標権を取得しています)

 

本校では、住宅リフォーム全般ではなく、

水回りに特化して指導をしています。

というのも、木造、マンション共に

リフォームのほとんどが水まわりが絡んでいます。

 

国土交通省の調べでも出ていますが、

もっとも多い順で、浴槽、キッチン、トイレ、給湯器、洗面所の順で、

続いて、床・壁となっています。もちろん複合したリフォームもありますが、

一棟まるごとなどのリフォームはとても少なく2%もありません。

 

昨今の職人不足を解消する一つの方法が、

この最も工事が多い、水まわりに特化した多能工を育てる事です。

 

この歯止めの聞かない職人不足を、

国土交通省も重く受け止めており、

多能工を育てようと試みています。

その多能工の事をマルチクラフターと呼ぶようです。

http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/totikensangyo_const_tk2_000098.html

 

ただ、この内容を見る限りそれぞれカテゴリーがありますが、

リフォームに関しては、リフォーム内装施工となっています。

簡易な大工工事、内装工事(主にクロス施工)

をメインと考えているようです。

それではなかなかすぐに活躍する

多能工職人にはなれないのではないかと思っています。

 

というのも、多能工は実際に現場に入ったら、

1から10まで出来て初めて活躍出来ます。

リフォームをされている方は理解できると思いますが、

簡単な部分だけ多能工。難しい部分は本職人と、

一つの現場で同時に職人さんを入れるのは

本職人さんと発注元との摩擦がでます。うまくいきません。

 

1から10まで出来る範囲を決める事。

それが水まわりに特化すること。

工事範囲が1坪以内のリフォームだけに絞る事。

これが活躍出来る一つの方法だと確信しています。

 

あと、私の結論では、従来の育て方ではもう職人さんは育たないと思います。

「まずは下働きから。見て覚えろ。給与は生活ぎりぎり。」

「一人前になるのに3年4年はかかる」それでは、

お弟子さんはやる気を失いやすく、転職を考えるようになります。

さらにスマートフォンなどで簡単に転職先が見つかるのも要因です。

 

前提として大事なのは、

大学出身の人と同じ給与がもらえる。

1年以内に活躍出来る。役に立っていると実感できる。

休みは営業職などと同じように取れる。

残業代が出る。

 

つまり、最近よく聞く、

働き方改革に則した雇用が出来る事だと思います。

 

そのためには、1年以内。できれば数ヶ月で

活躍する多能工職人に育てる事。これが重要だと思うのです。

 

 

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